こんにちは!管理人です★
以前記事で書いたのですが、
管理人は離婚をしています。
理由はいろいろありますが、
元夫がギャンブル依存症だった…
というのも大きいでしょうね。
ただ、ギャンブル依存症だから
別れたわけではなく
色々あってなのですが、
まあそれもおいおい
書かせていただくとして…。
元夫のギャンブル依存症とは
10年間付き合いました。
そんなギャンブル依存症の妻を
10年間勤めあげた(?)経験をもとに、
今まさに
夫のギャンブル依存症に苦しむあなたのために
妻としてすべきこと、
今後どうしていったらいいのかについて
ご紹介していきたいと思います。
あなたは今
☑夫がうそをついて、ギャンブルに行っている
☑夫がギャンブルで借金をしている
☑何度やめるといっても、やめてくれない
☑生活がひっ迫している
こんな切羽詰まった
状況でしょうか?
「離婚した奴の話なんて聞きたかないよ!」
と、思うかもしれませんが、
もし今あなたが辛くてしょうがないなら
ぜひ今回の記事を読んでみてください。
私の経験にあなたの生活を改善するヒントが
隠されているかもしれませんから…。
ギャンブル依存症とは
ギャンブル依存症とは、
生活が困窮したり、社会人として
してはいけないことをしても
ギャンブルを
やめることができない状態を指します。
つまり、生活費や家賃を
ギャンブルにつぎ込んじゃったり、
会社をさぼってパチンコに行っちゃったり…
そんな状態ですね。
社会人として生きていくうえで、
生活費を使い込む、会社をサボるって
暮らしていけなくなる可能性があるから
NGなわけです。
それはみんな分かっているのですが、
分かっていてもやめらない…
それがギャンブル依存症です。
そして、周りの人間
(子や妻、親などの家族)が
困っていたり苦しんでいるのに、
ギャンブルをやめられない状態も
ギャンブル依存症と言えます。
すごく簡単に説明しましたが、
「周りが困るくらいギャンブルにのめりこんでいる」
「借金をしてまでギャンブルをしている」
状態はギャンブル依存症と診断されることが多いです。
こちらのクリニックで、
依存症チェックもしています。
⇒大石クリニックさん
ただ、この病気の一番難しいところは、
本人の自覚がほとんどない…ということです。
否認の病…ギャンブルは神だった!
病気って本人が自覚して初めて
治療ができますよね?
でもギャンブル依存症の場合
当事者本人が自ら自覚する可能性は
限りなく低いんです。
なぜかというと、ギャンブル依存症は別名
「否認の病」
とも言われる病気だからです。
なぜ本人が病気を否認するかというと、
ギャンブル依存症者にとって
ギャンブルを止める=死ぬくらい辛いこと
なので、ギャンブル依存症と
何が何でも認めたくないのです。
認めると、行けなくなっちゃうから。
ギャンブル依存症当事者にとって、
なんですね。
「神って言いすぎじゃない??」
って思うかもしれませんが、
人によっては神ですよ。
だから「やめれるわけがない」
そんなことを踏まえて、
「夫がギャンブル依存症かも…」
と思っているあなたが
まずはどうしたらいいのか、ですが、
まずは意識を変えてほしいのです。
きっと今までは
「夫のギャンブル依存症を何とかしたい」
「約束すれば治ってくれるかも」
そんな風に思っていたかもしれません。
でもまずはその意識を
変えていく必要があるんです。
当事者の言葉を信じなくていい
当事者は毎回毎回
「今回でギャンブルはもうやめる」
「まっとうになる」
「絶対にもう悲しませたくないから、やらない!」
なんて言いますよね。
それで妻は信じるのです。
「今度こそは…」って。
反省した当初はもちろん
当事者はギャンブルをしません。
でも3日、1週間、2週間とたつと…。
人によってやめる日数は違いますが、
時間がたつと、ほぼ100%の確率で逆戻り。
そこであなたはガッカリします。
「また嘘だった。裏切られた…」
って。
辛いですよね、信頼している家族に
何度も何度も何度も何度も裏切られるって。
「今度こそは…」って
身が裂ける思いで約束したのに、
その約束をいとも簡単に破ってくる。
あなたの心はもうズタボロです。
すごく気持ちはわかります。
私もそうでしたから。
だからね、もう、
夫の言うことは信じなくていいです。
一応毎回約束はしますが
相手にとってギャンブルは神なので、
守る可能性もあれば
破る可能性もあるんです。
約束が絶対ではないんです。
むしろ約束が約束の機能を
果たさないと言いますか…。
でもこれはあなたがないがしろに
されているわけではありません。
あなたとの約束が
軽いものというわけでもないのです。
夫にとってはギャンブルは神。
そして夫は病気。
ギャンブル依存症の人は
別人格があるとも言われています。
家族としての夫も本物ですが、
ギャンブルを神と思ってしまう人格も
存在してしまうのです。
だからあなたとの大切な約束が、
約束としての機能を果たさない…
それだけなんです。
だから約束をしたとしても、
夫が言うことを信じなくていいんです。
「夫が変わってくれるかも」
と期待しなくていいんです。
自分を責めなくていい
私も自助団体に何度も
参加したのでわかりますが、
ギャンブル依存症の夫がいる妻って、
かなりの確率で
「自分を責めてる」んですね。
これは夫婦関係だけではなく、
親子関係でもそうです。
「私の育て方が悪かったから…」
「私がもっと夫のことを支えてあげられたら…」
切ない思いですよね。
病気の家族を抱えながら、
自分のことを責め続けているんです。
当事者本人に
「俺がギャンブルに行くのは、
お前が○○だからだ!」
って言われた妻も沢山います。
私も言われました。
だから自分を変えようと、
夫が言うように、
自分を改善していったんです。
でも一向に
ギャンブルをやめる気配がない。
それどころか、だんだんと
「お前が▼▼だからギャンブルに行っちゃうんだ!」
「お前が××だからギャンブルがやめられないんだ!」
って理由がどんどん変わっていくの。
夫が給料以上にギャンブルにつぎ込むので、
泣きながら「もうやめてほしい」と言ったら
「お前がそんなことを言うから、
俺はギャンブルに行ってしまうんだ!」
え?ア〇ですか??
だって言いますよね?普通。
給料以上にお金を使ってたら、
「それだと生活できませんよ」
って言うの、当たり前ですよね?
でもこの当たり前のことが
当事者には全くわかりません。
病気だからね…^^;
だから当事者がギャンブルに行くのは
あなたのせいでは決してありません。
病気だからです。
パチンコ依存症だとしたら、
パチンコ店があるから行くのです。
そこに理由なんてありません。
理由は後付け、こじつけです。
ストレスが溜まっても
憂さ晴らしでギャンブルに行くし、
嬉しいことがあっても
お祝いでギャンブルに行く…。
ギャンブル依存症だからギャンブルに行く
ただそれだけなんです。
決してあなたのせいではありません。
相手を憎まなくていい
この項目はね、書くのを迷いました。
でも、あえて書きますね。
自助団体に参加していたときに
依存症者の夫を抱えて
苦しむ妻が言っていました。
「今日、事故って目の前から消えてくれないかな…」
って。
敢えて命に係わる言語は使いませんが、
「消えてほしい」
そんな風に家族は思ってしまうんです。
これはギャンブル依存症者を
家族に持つ人にしかわからない感覚ですが、
私も同じ思いを抱いていました。
そしてそんな風に思う自分を責めました。
でもね、敢えてあなたにお伝えしたいのは、
そんな風に思う自分を
責めないでほしいんです。
辛い、苦しい、
この地獄から抜け出したい。
つまり、相手に消えてほしいと願ってしまうくらい
あなたの心は傷つき、苦しみ、辛さを抱えているんです。
普通は家族のことを
「消えてほしい」なんて思いません。
「消えてほしい」と願ってしまうくらい
そのくらい辛いんですよ。
そのくらい心を痛めているんです。
憎みたくないのに、憎んでしまう
そんな気持ちをすっと
抱え続けるのは辛いですよね。
ちょっと話がそれて、
脳と心理のお話になってしまいますが、
夫を憎むと余計に自分が辛くなります。
なぜこんなにつらくなるのかというと、
実は脳は「自分」と「他者」の
見分けがついていいないためです。
あなたの意識では
自分と他人の見分けはついていますが、
脳の潜在意識は見分けがついていないんです。
潜在意識とは、
「あなたが意識できない意識(無意識)」
のことです。
つまりそれはどういうことかというと、
相手を憎んだ場合、
脳は自分と相手の区別がついていないので、
ということになるんです。
いつの間にか、憎しみが
自分に向いてしまうんですね。
だから相手を憎く思えば思うほど、
自分を責めたり、辛くなったり、
苦しんだりするんです。
「人を呪わば穴二つ」
という言葉が昔からありますが、
つまり人を呪うという行為は
自分を呪うということ。
昔の人は脳の無意識について、
何かを感じ取っていたのかもしれませんね。
当事者を憎んでしまうと、
そのネガティブな感情は
自分に返ってきます。
だから、自分のためにも
相手を憎まないほうがいいんです。
夫の言うことを信じて
裏切られて憎んでしまうなら、
信じなくていい。
約束もしなくていい。
夫にとってはギャンブルは神。
夫は病気。
ただそれだけなんです。
ギャンブル依存症の家族は頑張り屋さんが多い
これも自助団体に参加したり、
自分の傾向を見て気づきましたが、
ギャンブル依存症の家族は
頑張り屋さんが多いです。
逆境を「なにくそ!」と思って
頑張るガッツがあるというか。
だから、病気の家族を抱えながらも
長年耐えていけるのですが、
その頑張りで自分を
追い詰めてしまうことがあるんです。
約束したり、信じたり、
自分を責めたり、夫を憎んだりして
あなたが今苦しんでいるなら、
約束しなくていい、信じなくていい、
自分を責めなくていい、夫を憎まなくていい、
まずはあなたの傷ついた心に
気づいてあげてください。
よく頑張りましたね。
辛かったですよね。
いったんは心を落ち着けて、
自分をいい子いい子してあげましょう。
ギャンブル依存症が治るか治らないかよりも大切なこと
ギャンブル依存症は
完治が難しい病気と言われています。
というか、回復はしても
完治はないかな…と思うことも。
なぜなら街に出れば
パチンコ・スロット屋はあるし
借金できるローンはたくさんあるしね…。
だからギャンブル依存症の家族も
「ギャンブル依存症の完治」を
目指さなくていいと思います。
それをゴールにすると、
「完治ができない」「完治を諦めた」
その時に、あなたの精神もボロボロになる
可能性があるから。
だから、
「夫のギャンブル依存症とどう付き合うか」
そして
「自分が今後どう生きていくのか」
こちらに焦点を置くほうがいいんです。
妻がまずすべきことは、
意識を変えていくこと。
夫は病気、
夫にとってはギャンブルは神
完治ではなく、どう付き合っていくか
そして自分は今後どう生きるか。
それがとっても大切なんです。
もしもお金のことが不安だったら…
もしもあなたが、
「そうは言ってもお金や借金のことが不安…!!」
と毎日ストレスを感じるなら、
まずは借金やお金について
整理をしてくださいね。
きっと心配事があると、
落ち着いたり自分を癒したり
できないと思うんです。
もちろん意識を変えていくことも
余裕がないとできません。
お金はどうしても
生活に直結しますから
気になる方はまずはそちらを
明確化していきましょう。
そのためのポイントは二つ。
- ギャンブルで作った借金の整理
- 当事者に渡すお金
それぞれ説明しますね。
ギャンブルで作った借金の整理
ギャンブル依存症者は
かなりの高確率で
借金を抱えてます。
しかも本人が
「借金の総額を把握してない」
ことが多い…。
ギャンブルの借金を返済するために
他の金融会社から借金をするので、
多重債務になりやすく、
しかもその総額がハッキリ
把握できなくなるんです。
さらに借金を返済する前に
またギャンブルやりたさに借金をするので
本人が知らないうちにかなりの
額になってることも…。
だから、一度本人と話し合って、
- 今何社から借りているのか
- それぞれいくらずつ借りてるのか
- 金利はそれぞれどのくらいか
- 返済日がいつか
これらを明確にさせる必要があります
この情報がわかると、
月々いくら返せばいいのか、
返済期間はどのくらいになるのか
明確になっていきます。
ただ、問題としては
借金総額が多かったり
月々の返済額が多すぎて
「返済したら生活費が残らない…!」
そんな事態になることもあります。
そんな時に有効なのは、
任意整理です。
任意整理は自己破産と違い、
自分の持っている財産の処分が必要なく、
しかも裁判所を通さないので
簡単に手続きができます。
さらに過払い金があった場合
その分を差し引いてもらえる…
つまり返済する借金の総額が
減る可能性があるんですね。
そのため、特に多重債務の方は、
任意整理を行ったほうがいいんです。
この任意整理は
弁護士や司法書士に
依頼します。
依頼すると、弁護士さんが
借金の減額や将来の利息のカットなどの
交渉を債権者としてくれるんです。
しかも月々無理なく返済できるよう
返済の見直しの交渉もしてくれるので
ぜひ利用したい解決方法です。
難点としては、いきなり
弁護士に相談することが
ハードルが高いということ。
法律の世界は特殊なので、
素人にとっては分からないことだらけ。
そのため、弁護士に
相談することを躊躇して、
返済が楽になる機会を
逃してしまうことがあります。
それではあまりにももったいないです!
まずは債務整理が得意な弁護士さんに
相談をしてみましょう。
こちらの相談所は⇓
相談が何度でも無料なので
とても利用しやすい法律事務所です。
泣き寝入りにならないよう、
まずは相談してみましょう。
月々の返済額が減るだけで、
心の余裕が全く違います。
もしも借金が多額、
また数社から借りている…
そんなことが分かったら、
一度専門家に相談してみることを
おすすめします。
当事者に渡すお金
借金の総額や
月々の返済額が明確化したら、
本人に渡すお金を決めます。
借金の返済額を含めて
生活費の中で無理のない範囲の
額を本人に渡します。
ただ、借金の返済は
振り込みや引き落としになると思うので、
それは家族が管理して
折りをみて本人と確認し合いましょう。
例えば
「〇回返済できたから、
借金が20万円減ってるよ」
とかですね。
自分で返済している借金
自分で返済しないといけない借金
と自覚させるために
毎月いくら返して、
総額がいくらになってるのか
確認してあげると
自覚が芽生えやすくなります。
また、お小遣いが少なくなっても
「借金の返済が必要だから」
と本人は分かりますので、
おすすめです。
まとめ
今回は、ずっと夫の依存症に付き合ってきて、
心も体も疲れ切っている
あなたへのメッセージでした。
また、指しあたって必要な
お金に関する対策も
ぜひ実行してみてくださいね。
この記事が少しでも
あなたの参考になったら嬉しいです。
また、別記事で
共依存についてと、
ギャンブル依存症の完治について
ご紹介していますので
参考にしてください。

