ギャンブル依存症の家族の対応や接し方に要注意!共依存って何? | いまニホ

ギャンブル依存症の家族の対応や接し方に要注意!共依存って何?

悩み・スピリチュアル

前回、
夫がギャンブル依存症?!どうすればいい?妻がまずすべきこと
という記事をご紹介しました。

家族の方には、まずは
「自分が深く傷ついていること」
「今まで十分に頑張ってきたこと」
このことを
自覚していただきたいなと思います。

その上で今回はちょっと厳しめのことを
ご紹介していきますね。

ギャンブル依存症当事者と
家族との関係性についてです。

ギャンブル依存症者との共依存の可能性

ギャンブル依存症と家族との関係性で
一番危ぶまれるのは
「共依存」という関係性についてです。

共依存とは、

相手から依存されることに無意識のうちに自己の存在価値を見出し、そして相手をコントロールし自分の望む行動を取らせることで、自身の心の平安を保とうとする

出典:ウィキペディア

つまり、
ギャンブル依存症当事者から依存されていること
ギャンブル依存症当事者を助けること
これらに自分の存在意義を見出していることです。

自分が主体ではなく、
相手やギャンブル依存症という病気が主体で、
それをサポートすることで
自分の存在を許している…と言いますか…。

でもこれ、「私は当てはまってない!」
って私も思ってたんです。

だって、夫には
ギャンブル依存症を治してほしいし、
自分もこんな状況を抜け出したい…。

でも実は
「ギャンブル依存症という病気は
自分の問題でもある。
だから一緒に乗り越えなきゃ」
ととらえていること自体が
共依存の発想になってしまうんですね。

ギャンブル依存症という病気が
あなたの人生の主人公
もしくは主要なテーマ
になっちゃってるんです。

そうなると、
☑つい借金の肩代わりをしてしまう
☑当事者を毎回怒ってしまう
☑つい当事者をかわいそう…と思ってしまう
☑いつも当事者を疑ってしまい、精神的疲労が激しい
こんな悪循環になります。

私は上記のようなことはなかったのですが、
それでも毎日
「ギャンブル依存症という病気」
のことで頭がいっぱいでした。

こんな状態だと、
毎日全く楽しくありません。

自分の人生を生きてないんですね。

また、
☑暴力を受けても耐えている
☑生活が困窮して、明日の生活もままならない
☑家族の精神的疲労が激しい
こんな状態になるまで我慢するのは
健全な関係とはいいがたいんですね。

そう思うと、
ギャンブル依存症という病気が主役の人生を歩むなんてまっぴらごめん!
って思いませんか?

もう一つ、
ショッキングな事実について
ご紹介しますね。

ギャンブル依存症当事者にとって家族はどんな存在?

さて、ギャンブル依存症の家族は、
当事者のことを
家族と思って助けていると思います。

もちろん、当事者の方も
あなたを「家族」と思っていますよ。

でも、もしあなたが、
ギャンブル依存症当事者と
共依存の関係になっているとしたら、
ちょっとショッキングなことを
書きますね。
(※今、もし心にダメージを受けている方は見ないでくださいね)

共依存の関係になっているとしたら
あなたは当事者にとって

こんな存在なんです。

依存症者の方は無意識で
あなたをサポートする人
だと思っているんです。

だからギャンブル依存症当事者は
どんなに家族にけなされたり
怒られたりしても
家族から離れようとしません。

家族がいれば
借金の肩代わりをしてくれたり、
お金を出してくれたり、
生活の世話をしてもらます。

家族にくっついていたら、
何とか危うく折り合いを付けながら
ギャンブルと付き合っていけるからです。

ギャンブル依存症当事者も、
このままギャンブルにのめりこむと
破滅の道をまっしぐらということは
うすうす感じ取っています。

だから家族の協力のもとに
うまく付き合って行ける方法を
無意識に選んでいるのです。

ただこのことをどうか
「こんなに助けてきたのに、ひどすぎる!!」
と思わないでくださいね。

当事者の方は、もともと
そんな考え方ではありません。

家族であるあなたのことも好きなんです。

それは依存症になっても変わりません。

ただ、ギャンブル依存症という病気から
「共依存の関係」を求めてしまうんです。

無意識に助けてくれる人を
求めてしまう…。

この家族への情と共依存を求める感情が
常に当事者の中でせめぎ合っています。

家族への情が勝つこともあれば、
共依存の考え方が勝つこともあるんです。

そして、共依存の考え方が
勝ってしまった場合の
例を一つご紹介しますね。

私の体験談です。

依存関係の終わりが、夫婦間の終わりだった

ギャンブル依存症 共依存

私はギャンブル依存症の夫と離婚しました。

その理由ですが、私から
「離婚してほしい」
といったわけではありません。

夫から言われたんです、
「離婚してくれ」って。

その理由ですが、
順を追ってご説明しますね。

ちょうど離婚する1年前に
私がいろんな理由で
仕事を辞めたんです。

それで夫が極端に
私に冷たくなりました。

私は別なところで
再就職するつもりだったのですが、
その後すぐに、
家族間で別の問題が起こり、
私が働けなくなったんです。

そうしたら夫が突然私に行ったんですね。

「俺、明日から会社の寮に入るよ。
なかなか仕事で出世できないから、
仕事に集中したいんだ。」

でもそういって出て行った1か月後に
「離婚してくれ」
と言われました。

当然私は無職、
まだ小さい子どもが二人。

そんな状態で放り出されたら
大変なことになりますよね。

だから理由を聞いたり、
改善策がないか話し合ったのですが、
夫の理由が
「お前をもう妻として信用することができない。
お前が再就職をするかどうかも保証がない。」
ってそんな理由でした。

私が仕事を辞めたことが
すごく許せなかったみたいです。
(仕事を辞めることは、
夫によく相談して、同意を得ていました)

さらにその後、私がしばらく
再就職できないとわかって
離婚に踏み切ってきたんですね。

そして
「なんでお前の飯代や携帯代を
俺が払わなければいけないんだ」
って言ってました。

ち~~~ん。
家族終了のお知らせです。
(;・∀・)

その後は離婚まであっという間。

本人に子どもを
引き取る気は毛頭ありません。

付き合ったころから数えると
元夫との付き合いは14年ほど。

あまりにもあっけなく終了しました。

厳しい現実ですが、
私が働けなくなったことで、
夫の中で
「自分の稼いだ金を使う許せないやつ」
に私が変わってしまいました。

夫から私へ依存する要素が
無くなったなんですね。

依存する要素が無くなったら、
関係を切られたんです。

最後の豹変っぷりは
すごかったですよ(;・∀・)

もちろんそれでも
家族の情というものが
離婚話の最初のころは見られました。

でも離れている時間が長くなるにつれ、
情が無くなり
最後は鬼のようになっていました。

共依存はいつ終わるかわからない

共依存 ギャンブル依存症

私の例で分かると思いますが、
共依存の関係にあった場合、
当事者にとって
「依存するに値しない」
と判断されたときには、
家族であってもアッサリ関係を
終わらせられることがあるんです。

ちょっとショッキングですよね。

助けていたと思っていたのに、
こんなにもアッサリ
終わらせられるなんて。

家族っていったい何なの??
って思っちゃいますよね

でも厳しいですが、共依存とは
こういったリスクもあるんです。

これは共依存のリスクをお伝えしたくて
私の体験談をご紹介しました。

だから、もしあなたも
共依存になってるなら、
あなたのほうから
共依存という関係性を
抜け出したほうがいいんですね。

ただ、要注意なのは私は
「ギャンブル依存症者と離婚してください」
と言ってるわけではないのです。

共依存を抜け出す=離婚
ではありません。

共依存ではない、
ギャンブル依存症の
家族にしかできないサポートも
確かに存在するからです。

確かに情はある…!家族のサポートが必要

ギャンブル依存症当事者は、
残念ながら自分一人で回復は
かなり難しいです。

そのためやはり家族の助けが
重要になります。

もちろん、ギャンブル依存症当事者は
家族としてもあなたを必要としています。
(私は極端な例ですからね)

依存できるから家族と一緒にいるという反面、
「自分もこの状態から抜け出したい」
「一人は苦しい」
「どうにかしたい…」
「家族で幸せに暮らしたい…」
「家族を愛している…」
そういう思いも確かにあるんです。

当事者の方は心の中に、
「ギャンブルが大切な依存症の自分」と
「家族を大切にしたい自分」
が混在しているんです。

もう別人格があるって
いってもいいかもしれない。

この「家族を大切にしたい自分」が
勝れば、回復の兆しがあるのですが、
それが、一人では難しい…。

だから家族がサポートが必要なんですね。

家族はやはり他人とは違います。

情が通い合う家族だからこそ、
サポートできることが
確かにあるんです。

ギャンブル依存症当事者に裏切られ、
依存できる相手として選ばれていることは
すごく不本意で腹ただしいかもしれません。

でも離婚を考えるよりも前に、
まずは、共依存な接し方ではない
そんなサポートの仕方を試してみても
いいのではないでしょうか。

私も実際に
共依存とは違う接し方を
夫にしました。

そうしたら、
夫が劇的に変わったんです。

それはもう見事に…!!

夫もものすごく幸せそうでした。

だから家族のサポートによる変化も
不可能ではないんですね。
(※仕事の環境の変化で、夫は逆戻りをしてしまいましたが…)

私は離婚という形で
終わってしまいましたが、
お陰で私は
自立というものを手に入れました。

でも不思議と自立すると、
助けてくれる方が増えるんですよね…。

だから共依存という関係を終わらせることは
離婚する、離婚しないは関係なく、
あなたにとってもいい結果をもたらす
可能性があるということなんです。

早急に行うことは借金やお金に関して!明確かつ厳密に!

ただ、共依存を抜け出したり、
自立していくには少々時間がかかります。

その間、家族として
あなたがなるべく早く
行っておくべきことがあります。

それはお金に関して。

なぜならギャンブル依存症の人は
お金があればギャンブルに行っちゃう
お金がないなら借金をしてギャンブルに行っちゃう
からです。

借金やお金の問題が絡んでくると、
家族は冷静に依存症者を
サポートすることができなくなります。

だって、「お金の不安」が
常に付きまといますから、
サポートする余裕がなくなっちゃうんです。

そのため、なるべく早い段階で
行ってほしいお金に関することは
以下の通りです。

  1. 借金の整理と明確化
  2. 本人に渡すお金を決める
  3. クレカやキャッシュカードは渡さない
  4. 生活費を借金しないこと

それぞれ簡単に説明しますね。

借金の整理と明確化

まずは本人が一体どのくらい借金をしているのか、
本人も交えて明確化します。

数社に借り入れていることが多いですから
本人もはっきりと把握してないことが
多いんですよ…。

ギャンブルでした借金ですから
本人が返していかなければいけないのですが、
どのくらい借金があるのか明確にしないと、
本人も「自分で総額でこれだけ返さなきゃ」
という意識が育ちません。

そのため、どのくらいの借金があるか
明確にします。
(※嘘をついている可能性もありますが、
その時はほっておきましょう)

そしてギャンブル依存症者は
高額金利の業者から借りている
可能性も高い。

なので、返済額を減らすことができないか
できれば任意整理をします。
※別名「債務整理」とも言います。

任意整理は裁判所を通さないで
手続きができます。

比較的簡単に行えますが、
払い過ぎたお金が戻ってきたり、
今後の返済計画を無理なく立てることができたりと
メリットが非常に大きいです。

また、司法書士さんや弁護士さんが
分割払いの交渉を
債権者としてくれますので
無理ない返済計画が立てられるんですね。

借金を返していくのは本人ですが、
家族も借金が明確化することで
気持ちにも余裕が出ます。

本人のためにも、家族のためにも
任意整理はぜひやっておいたほうがいい
優先事項です。

先ほどお伝えした通り、
お金の悩みは大きな不安を生みます。

その状態では、共依存から
抜け出すことがとっても
難しくなっちゃうんです。

ギャンブル依存症本人はほっとくと
「とにかくギャンブルのお金が欲しい!」
と、高金利の債権者から
借金してしまいます。

高金利だと、何度返済しても
金利返済分になって
借金自体が減らない…
という事態になってしまうので
ぜひとも借金の明確化と整理を
行ってください。

おすすめなのは債務整理に強い
弁護士さんに相談する方法。

弁護士さんって実は得意分野が異なるので
今まで債務整理の案件を沢山扱っている
評判の良い弁護士さんに頼むのが一番の
近道になります。

こちらの東京ロータス法律事務所は
借金や債務整理のことで
気軽に相談できる弁護士事務所です↓

しかも「相談は何度でも無料」
という他の事務所にはないサービスが魅力。

口コミの評判もいいので、
ぜひ借金問題で悩んでいたら
すぐに相談をしてみてください。

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注意点ですが、ここまでするのは
本人だけでは難しいです。

一番始めに解決しなければいけない
借金問題を後回しにしてしまうので
ぜひとも家族もサポートしながら
解決していってくださいね。

本人に渡すお金を決める

借金の返済額が明確化できたら、
次に本人に渡す金額を決めます。

要はお小遣いですね。

借金の返済額によって
本人に渡せるお小遣いも
変わってくると思います。

ポイントは、
「毎月決まったお金以外は渡さない」
ということです。

ギャンブル依存症者は
持ち金やお小遣いがなくなると、
あの手この手の嘘をついて
家族からお金を引き出そうとしますが、
絶対に決まった額しか渡しません。

「人とトラブって、ケガさせてしまった」

「会社の備品を壊してしまって弁償が必要」

そんなことを言ってきたら、
あなたも返済の場に同席して
事実か事実じゃないか確認します。

事実だったら、お金を払いますが、
まあ、大抵は嘘のことが多いので
その時には渡しません。

借金を毎月返済するときも
できれば家族が同伴してあげて
しっかり返済している姿を確認します。

本人に渡すお小遣いですが、
「毎日小銭を渡す」
「まとまって渡さない」
という方法もありますが、
もしあなたの負担になるようなら
そこまで管理はしなくていいと思います。

息が詰まっちゃうと思うので…。

そこは臨機応変に行ってみてください。

クレカやキャッシュカードは渡さない

ギャンブル依存症 クレジットカード

現金も決まった金額しか渡さないので、
もちろんカード類も渡しません。

渡したら確実に使われます…。

私も1度奪われたことがありますが、
貯金がみるみるうちに減っていきました…。

管理は家族が行ってくださいね。

生活費は借金しないこと

ギャンブル依存症 借金

これは注意点なんですが、
奥さん名義で借金したり、
生活費に充てる…という目的で
借金をするのはNGです。

時々
「旦那が生活費をギャンブルに使っちゃったから、
家賃を払うためにお金を借りた。」
という例もあるんです。

これがなぜ良くないのかですが、
なぜ借金をしてしまったのか
その理由がうやむやになることと、
(原因はそもそもギャンブルですよね)
万が一離婚になった時、
生活費が名目の借金は
夫婦で折半が義務になります。

つまり借金って
本人が浪費やギャンブルで使う目的で
借りた借金なら、
夫婦で折半する必要はありませんが、
「家族が生活するためのお金を借りた」
という場合は、
夫婦で折半する義務が出てきます!

ギャンブルがそもそもの原因なのに
納得できませんが、
通常支払い義務が出てきますので、
生活費は借金しないようにしましょう。

だから、本人には
「毎月決まった額だけ渡す」
ということが基本になります。

もし、ギャンブルをしたくて借金をしても
それは本人の責任。

そこまで家族のあなたが
背負う必要はないのです。

また、あなた名義の借金や
連帯保証人になった場合は
どんな名目の借金であれ、
あなたに支払い義務が出てきます。

なので、その点も注意してくださいね。

お金に関して、
以上の4点を注意しておけば、
あなたも余計な神経をすり減らすことなく
サポートに徹することが
できるようになります。

お金に関しては
早めに対策を行ってくださいね。

(私は後手になったので、
ストレスがものすごかったです💦)

この記事のまとめ

☑まずは共依存になっていないか、振り返ってみる

☑ギャンブル依存症当事者の心にも家族への情がある

☑家族への情を回復するためには、家族のサポートが必要

☑共依存をまず抜け出す

☑共依存ではないサポートの仕方をする

☑借金の整理やお金の管理はなるべく早く行う

 

今回はここまでです。

次回は、
夫がギャンブル依存症?!どうすればいい?妻がまずすべきこと
という記事で、
共依存にならない接し方を
ご紹介しますね。

この記事が少しでも
あなたの参考になったら幸いです。

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