こんにちは!管理人のしのっちです。
前回、私の子どもの不登校について書きました。

二人の子どもの不登校を通して、
- 私が一人で仕事をする時間が必要
- 私が休む時間が必要
↑これらのことに気づきました。
子供が不登校になると、どうしてもそちらに意識がいって、自分の事は後回しになります。
でも親ももっと、自分を大切にしてもいいんですよね。
必死になると、そのことが見えなくなって、「子どものために…!」って視野が狭くなります。
つまりもっと
楽に生きよう
ってこと。
私はスピリチュアル畑出身なので、この言葉は痛いくらい分かります。
そもそもスピにハマる人って、今まで我慢に我慢を重ねた自己犠牲の人生を歩んだ人が多いから。
子どものことで不安を抱えずに、自分にもっと優しく、楽に生きていいよってことなんですよね。
でも我慢し続けた人生を歩んでいると、
自然と苦しい道を選ぶ癖
が身についている。
日本人は特に忍耐強い人種ですから、なおさら。
でも親が我慢して苦しい道を選んでいると、
子供もも真似をします。
または、
我慢や忍耐を親に押し付けて怠惰になる
こともあります。
どちらにしても、あまり良い人生とは言えません💦
私も子どもの不登校を通して、
「あ、自分でまた苦しい道を歩んでいるなぁ…」
って気づいたので、記事でご紹介しますね。
- 頑張ってるのに報われない
- 自分が頑張るほど子供が引きこもってしまう
そんなママさん、パパさんは、ぜひ今回の記事を御覧ください。
ざわざ苦しい道を選ぶ理由①両親がそうだったから
もうタイトルどおりで、私の両親もまさに「苦しむ癖」がある人たちでした(;´д`)
特に父は、苦労する癖が子供の時から染み付いてるので、その人生をずっと歩んじゃったんですよ。
癖っていわゆる思い込みのことですが、思い込みが強いと、
どんなに苦しくても、今までの生き方を貫き通す。
がんこで人の話しを聞きゃしません💦
例えばうちの両親は飲食店を経営してました。
ライバル店が増えたので、経営が難しくなったとき、普通はメニューや接客の改善をしますよね。
宣伝方法を変えたり、集客の手段は色々あるんです。
それなのにうちの両親は、何件も不動産に手を出しました💦
昔は今より金利が馬鹿高かったので(10%とか💦)、例えば3000万円の物件を購入すると、数十年の返済で総額6000万円とか払わないといけないんです。
飲食店の経営を回復させる必要があるのに、不要な不動産を購入してさらに苦しくなった。
その結果、両親は
- 両親が自営業(飲食店)を休むのは1年で3~5日ほど
- アルバイトにを雇うお金が無い
- 借金の返済が苦しくて貧乏暮らし
こんな人生でした。
まさに貧乏暇なし。
体は疲れてるので、「疲れた、疲れた」って言って疲れた顔で営業。
そんなネガティブなお店、お客さんが減るに決まってます…💦
でもそこまでして営業してたのは、お金のため。
でもそのお金は、借金の返済。
借金がなければ、もっと楽に暮らせてたのに、
「楽に暮らしたいから」と家を何件も買ってしまった両親。(不労所得がほしかった見たいです)
もはやどこから突っ込んでいいのかわからないくらい、「我慢ばかりの苦しい道」を歩んでいました。
そんな貧乏暮らしなのに、子供3人は中学校から私立通いに。
私立はどこも家から遠かったので、私達兄弟はみんな1日何時間もかけて通学してました。
社畜のようですね…(T_T)
だから子どもたちもギリギリ。
両親も子どもたちも、誰か一人でも倒れたらおしまい
そんなギリギリの家庭でした。
貧乏暮らしということは、衣食住に使うお金が無いってことです。
衣食住や休み…これはマズローの欲求の5段階でいうと、一番下の
「生理的欲求」「安全の欲求」に当たります。
※マズローの欲求の5段階
①生理的欲求(衣食住)
②安全の欲求(収入や生活の安定)
③所属と愛の欲求(社会に所属したい)
④承認欲求(認められたい)
⑤自己実現の欲求(自分らしく生きる)
①から満たされていくと、②や③といった次の欲求が出てきます。
①や②が満たされないと、余裕の無い人生になります。
それぞれを満たしていくと、やがて「自己実現(自分らしく生きる)」の道へと入れます。
特に①が満たされないと、人は強い強い欠乏感を抱きます。
強い欠乏感があると、
もっと頑張らなきゃ…!!
と強い焦りが出るんですよね…💦
違う、違う、逆です。
貧しくても日々の暮らしの安全を満たされ、体が休みたい時にしっかり休み、心地よくて「幸せ」と思える時間をもつ。
それができてこそ、他人に認められたり、お金を稼いだりできるんです。
両親は欠乏感が強すぎて、まさに真逆の人生を歩んでしまったんです。
そして皮肉なことに、子供も親と似たような人生を送ることが多いんです。
わざわざ苦しい道を選ぶ理由②子どもは両親を真似る
誰だって苦しい人生なんて、送りたくないですよね…。
でも子どもは、無意識に一番近い親をモデリングします。
見事に両親の生き方をトレースしちゃうんですね。
もちろん、「親のようにはならない!」と、反面教師で逆の道を選ぶ人もいますが、ごくごく少数。
大抵は親からの刷り込みが強いので、同じように苦しい道を選びます。
私もまさにそんな感じでした。
体が疲れてるのに限って
「休むなんてとんでもない!」
「なんでもっと仕事ができないの?!」
って自分を批判する声が必ず出てきます。
美味しいものを食べたいな…と思うと、
「お金がかかるからダメ!」
「健康に悪いからダメ!」
疲れて家事ができないときも
「部屋の隅にゴミが溜まってる!」
「雑巾がけまでしないときれいにならないのよ!」
そんな厳しい声が頭の中をこだましました。
ああ言えばこう言うじゃないですけど、見事に心の声に反するような言葉が、ポンポン出てきちゃうんですよ…。
苦しいけど、楽な道が選べない。
まさに両親と同じ生き方でした。
でもね、本当に大切なのは
自分が楽に過ごせるほうを選択
できること。
「休みたいなら、15分くらいお昼寝しよう」
「食事を作りたくないならお惣菜でもOK」
「掃除はワイパーでもキレイになるよ」
辛いときまで、我慢する道を選ばなくていいんです。
辛いってことはエネルギーが切れ気味だから、楽な選択をするほうが正解なんですね。
楽に過ごせる方を選ぶと、日々の幸せ度が上がって、エネルギーが回復するんです。
わざわざ苦しい道を選ぶ理由③子どもへの責任感
私も「自分が楽になる選択をしよう」と思ってから、我慢する道から外れるようになりました。
でも子どもに対してはどうしても難しい。
親の人はわかると思いますが、どうしても
子どものために
子どもは教育が必要
そんな強い責任感が出てきます。
その結果自分はやっぱり後回しに。
親だと自然と、「子どものための苦労」をしちゃう。
愛が深いので、仕方が無いんですけどね💦
私は子供の頃に、散々親に怒られてきたので、
子どもは怒らないように
子どもにキツイことを言わないように
ってそれを第一優先にしてました。
そう、感情を押し殺しちゃったんですね~💦
感情を押し込めるので、案の定、苦しくなりました。
子どもが不登校になったときも、
不登校の子どもを受け入れるんだ!
ってそっちを優先したので、
いつの間にか、一人になりたい自分を後回しにしてました。
良い母親になろうとしましたが、私にはちょっと無理だったみたい。
不登校の子どもを見ながら、仕事もこなし、美味しいご飯を作り、お部屋をキレイに保つ…。
無理無理w💦💦
母親業が向いているママさん、尊敬します。
子供とべったりで苦しいママさんは、時に夫や実家の親を頼ったり、家事代行やベビーシッターさんを頼むなど、自分を大切にする時間を持ってくださいね。
「子どもは母親がずっとみなくちゃ!」
その意識がもし強かったら、苦しい道を歩んでいる証拠です。
どこかで無理が出るので、他の人を頼ってみましょう。
わざわざ苦しい道を選んでるとエネルギー切れに
私のように、無意識に苦しい道を選ぶ方は、エネルギー切れになりやすいです。
私の父親は何度もターニングポイントがありましたが、頑固で生き方を変えられませんでした。
その結果、最後はガンで60代という若さで亡くなりました。
無くなる1ヶ月前まで、借金返済のために働いていました…(´;ω;`)
ガス欠の車を無理やり動かそうとしても、壊れちゃうんです…。
苦労することが普通の人は、自分がガス欠になってることに気づきません。
長年の苦労で、感覚が麻痺しちゃってるんです。
逆に、ガス欠の車に「何やってんだよ!動けよ!」って怒鳴り続けちゃう。(私がそうでした)
でも現実は、無理に動かそうとすると、もっと辛いことが起こります。
私の子どもの不登校のときも、
上の子が不登校になったのでその面倒を見ていたら、
なんと下の子まで「学校に生きたくない」と言い出すことに。
苦しいことが重なると、一人で解決できなくなります。
解決できないときは、
- 無理って投げ出す
- 人に助けてもらう
- 諦めて休む
実はいろんな選択肢を選べるんです。
うちの場合は、下の子も発達障害のため、学校に馴染めなかったんです。
先生や病院で相談することで、そのことに気づけました。
一人で子どもの不登校をなんとかしようとしても、できなかったことなんです。

自分のために子供にも頑張ってもらうことに
さてさて、苦しい道を選んでることに気づいたワタクシ。
気づいたので、子どもにも協力をお願いすることに。
「あのね、お母さんとっても無理をしてるみたい。
君たちが大切で、大好きで、できるだけ頑張りたいんだけど、
一人で仕事と家事、育児をするのは難しいんだ。
仕事は集中しないとできないことがあるし、一人でホッとする時間も必要なの。
このままお母さんが無理し続けると、パンクして二人の面倒を見られなくなるかもしれない。
そうなると、おばあちゃんに面倒を見てもらったり、一人お父さんのところに行ってもらう可能性も出てくるの。
でもね、お母さんは、できれば3人で過ごしたいんだ。
だからもし少しでも頑張れるなら、少しずつ協力してほしいの。」
と、伝えました。
そしたらね、二人とも「確かにそうなったら嫌だね…。分かった。」って。
この話をしたら、4ヶ月学校に行ってなかった上の子は、週に一回給食の時間に行くことからはじめました。
下の子は学童は無理していかず、学校が辛いときは保健室に行ったり、早退してもOKということに。(結局これでは解決できなかったのですが、発達障害であることが分かりました)
もちろん、二人がなるべく無理せず通えるように、学校側と話し合いました。
不登校の子を受け入れて、行けるようになるまで待つ
不登校の子を無理に学校に行かせる
どちらでもない、真ん中?、なるべく家族で協力できる道を選ぶことにしました。
でもしつこく「苦しい道を選ぶ癖」はまとわりつきます!
ということで次回に続きます!

