うちの子が不登校でちょっと困ってる!
普通の子と、ちょっと違うみたい…
今回はそんなお悩みを持つママさんの…何か参考になるかもしれない記事です!

私にも子供が二人います!
二人とも、気を抜くと不登校になります…(;´д`)
こればっかりは仕方が無いんですけど、母としては正直、
一人になりたいから普通に学校に行ってくれ
って思いますw
上の子Aくんは、小学校1年生から不登校と登校しぶりを繰り返し。
下の子Bくんも、小学校1年生から登校しぶりが続いています。
上の子は発達障害で、コミュニケーションの難があったので、不登校になるのも納得だったのですが、問題はBくん。
登校しぶりの理由が全く分からなかったんです。
そのBくんの登校しぶりの原因がわかった経緯を、今回の記事でご紹介しますね。
不登校になる理由が無い!
マンガ動画でも今回の記事のことを紹介しています。
上記の動画は「その①」です。
下の子Bくんが登校しぶりになって、私はかなり困惑しました。
- 素行優良
- 先生にも礼儀正しい
- 成績は良い
- 友達にも人気がある
- 学校でもめちゃ楽しそう
- 天真爛漫
- いじめはもちろん無い
- 先生は優しい
Bくんはこんなタイプなので、本人が
「学校に行きたくない!」
という理由がサッパリ分からなかったんです。

学校に行きたくないの。

学校楽しくないの?

楽しい。でも嫌なの。

何が嫌なの?

分からない。
子どもはまだ言語化の能力が発達していません。
しかも「自分が今、どんな気持ちなのか。」ということを、自覚できないので、
- 僕はこんな理由で学校に行けない
- 学校で、こんなことが辛い
このような説明ができないんです。
要領を得ないと思っても、とりあえず質問しましたが、やはり登校しぶりの明確な理由がわかりませんでした。
楽しいのになぜ行けないのか
「学校に行かなくてもいいよ。」というのは簡単です。

でも私はとにかく、モヤモヤしました。
登校しぶりになった理由は偶然、判明しました
Bくんの登校しぶりの原因が判明したのは、全くの偶然でした。
数年前から、上の子Aくんの発達障害の相談で、小児精神科に通っていました。
その主治医の先生に、ふと
「実は弟のBくんが登校しぶりなんです。」
ってちょこっと相談したんですね。
その相談の最後に、またふと思いったって
「先生、Bくんにウィスク検査を受けさせることはできますか?」
と、聞いたんです。
ウイスクとは、子供用の知能検査のことです。
その子の能力が大まかに言うと4つの基準からわかります。
時に発達障害の診断にも用いられる検査です。
Aくんは発達障害で、何度かウィスクを受けたことはありますが、Bくんは定型発達(発達障害じゃない子)だと思ってたので、受けたことはありませんでした。
そのため、
「Bくんの能力の特性がわかるといいな…」
くらいの軽い気持ちでお願いしたんですね。
そうしたらですね…検査の結果を受けて
発達障害の診断がでました!!💦

通常は100前後の数値が出ますが、Bくんは総合で「88」
そして、各指標の数値に、大きな差が出たんです。
定型発達だと思ってたのけど、
は…発達障害だったのね!!!💦💦

この結果には、私も目からウロコでした。
発達障害で学校に行きにくくなる理由
検査の先生とお話しした内容については、マンガ動画でも紹介しています。
上記の動画は「その②」です。
「文章を読むのがだるい…」という方は、動画で御覧くださいね。
検査の先生には以下のように言われました。

Bくんはかなり多動で落ち着きがないです。
注意もそれやすく、聴覚過敏もありますね。

集中力もないので、検査を受けてるときも、ダラダラとしていました。

こちらが伝えていることも、上手く理解できないことがあります。
ケアレスミスと勘違いも多いですね。
話すときもダラダラと長くなってしまい、内容もあっちこっちに飛びます。

せ…先生…。
でもBくんは学校では、フラフラ動き回ることはありませんし、先生の言ってることもしっかり聞いてるんです。
特に目上の人には礼儀正しくて、コミュニケーションの難もありません。
発達障害があっても、そこまでちゃんとできるのでしょうか?

う~ん…。
そうね、気合いで相当頑張ってたんじゃないかしら。
だから学校でものすごいエネルギーを使ってると思います。
この時点で、私は目からウロコ…!!!

そっかぁ…!!
すっごい頑張って勉強して、先生の言うことを聞いてたんだ…。
それは頑張りすぎて、疲れちゃうよね…。
小学校1年生の時は、まだ勉強が難しくないので、気合いでついていくことも可能です。
でも日が経つに連れて、先生のお話も、勉強の内容も難しくなっていきます。
またお友達との関係も、どんどん複雑になっていく。
気合いだけで何とかしようとしても、エネルギーがどんどん消耗していくだけなんですね。
Bくんは「もう気合いだけでは頑張れない!」といっぱいいっぱいになって、登校しぶりになったようです。
発達障害児はBくんに限らず、感覚過敏や衝動性・多動性という特性があります。
その特性がそのままだと、学校生活を変温に過ごすのは非常に難しい。
定型発達の子だとすんなりできることが、発達障害児だと莫大なエネルギーを使っちゃうんです。
発達障害児の登校しぶりの改善方法は?
「じゃあ、発達障害だと学校に通えなくなっちゃうの?」
と、心配になっちゃいますよね。

実は工夫次第で、学校生活も負担が軽減できます!
参考までにBくんの改善方法をご紹介しますね。
計算問題が混乱するなら隠しながら
Bくんは、数字がいっぱい並んでるとパニックになって問題が解けません。
そのため、1問づつ問題を出すか、プリントに沢山問題が書かれているなら、他の紙で隠しながら解いていきます。
情報量を減らしてあげると、スラスラと解けるようになります。
黒板の字を書き写すのが苦手ならプリント対応
また、黒板の文字を書き写すのが苦手な場合、先生にお願いをして同じ内容のプリントをもらいます。
横にプリントを置けば、書き写すことも簡単になります。
黒板を見て、下を向いて、ノートに書き写す。
この過程で、「何を書くかを忘れる」。
忘れるからまた黒板を見る、その繰り返しに非常に疲れるようです。
聴覚過敏なら耳栓かイヤーマフ
発達障害の場合、感覚過敏があることが多いです。
感覚過敏の辛さは、本人も
異様に興奮する
異様に疲れる
異様にイライラする
こんな感じ方しかできなんです。
だから感覚過敏を和らげるようなことをしてあげると、精神的にも落ち着いたりします。
Bくんは聴覚過敏だったので、耳栓をもたせています。
疲れてきたら、耳栓をたまにしているようですね。
感覚過敏は本人も自覚がないので、気づきにくいことが厄介ですね。
疲れが出るため、週に2回時短登校
これは担任の先生にお願いしたのですが、週に2回、3時間目から登校しています。
一週間、5~6時間目までフルで出席すると、必ず休んじゃうんです。
だから事前に、「ちょっとゆっくり登校できる日」を設定すると、本人も心に余裕ができるみたい。
不登校気味の発達障害児でも適応できる
上記の動画は「その③」です。
発達障害と分かっても、工夫や対策を行えば十分に学校に適応できると私は思っています。
ただそのためには、親のサポート、学校の協力が必要不可欠です。
子供一人の努力なんとかしようと思っても、多くのエネルギーを使ってやっとこみんなについていけるくらい。
でもそれって本当にもったいないんです。
子どもは本来、得意なことや好きなことなら、ぐんぐん伸びる可能性があります。
でも苦手の克服に努力のすべてを注いでしまうと、その子の本来持っている能力が潰れてしまうこともあります。
上記の動画で紹介していますが、私もおそらく発達障害もしくはグレーゾーンです。
数十年前は、発達障害という言葉は一般的ではなく、私も親もそんな特性があるとは気づきませんでした。
その結果、自己否定を繰り返し、常に心の病と隣り合わせの人生になりました。

自分で心の勉強をして、その状態から脱すことができました!
でも辛い年月を過ごしたからこそ、私は子どもの苦しさもわかります。
わかるからこそ、サポートすることもできるんですね。
発達障害と聞くと、その子の将来が不安になるかもしれませんが、適切なサポートができれば十分に社会に適応することができます。
私はまさに今その第一歩にいるのかなと思ってます。
とりあえずまずは、子どもたちに合う学校の近くに引っ越そうかなと思案中です。
今の地域のサポートだと、本人たちのやる気を引き出すのは難しいかなと感じるので…。
また動きがありましたら、ご紹介させていただきますね。