子どもが発達障害!小学校はどうしたらいいの?東京都のサポートについて | いまニホ

子どもが発達障害!小学校はどうしたらいいの?東京都のサポートについて

情緒障害の小学校生活

子どもが発達障害だけど、小学校は普通でいいのか?

もう小学生だけど、発達障害って判明した!

今回は、こんな発達障害のお子さんがいるママさんパパさん向けの記事です!

こんにちは!

管理人のしのっちです~。

うちの二人の子どもも、発達障害児です。

上の子は小学一年生で判明、下の子は小学二年生で判明しました。

二人共ちょっと発達障害とはわかりにくいタイプだったので、小学生前に気づいてあげられませんでした💦

小学校に上る前、もしくは小学生になった後でも、子どもが発達障害だと分かったら、普通学級に通うのでいいのか?って疑問に思いますよね。

小学校の発達障害児へのサポートは、全国の各自治体によって変わります。

今回は東京都の場合でご紹介しますね。

★この記事でわかること★

・東京都の小学校における発達障害児へのサポート

・子どもが発達障害と分かったら、まずどうしたらいいのか

ワタクシは引っ越しまでして、普通学級から子どもを転学させてるので、ちょっと詳しいです。ふっふっふっ。(自画自賛)

制度がちょっと複雑で、わかりにくいんですよね。

なので東京都に住んでいる方には、かなり有力な情報になるかと!

それでは行ってみましょう!

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【東京都の場合】小学校の支援は3パターン

まず、東京都の発達障害児の小学校でのサポートは3パターンあります。

ただ、各自治体によって、どのサポートがあるかは異なります。

すべてのサポートがあるわけではないので、ご注意ください。

特別支援学級(情緒の固定級)に通わせる

まずひとつ目は特別支援学級

発達障害児は、自閉症・情緒障害ともいわれますが、情緒障害の子だけが集まる学級が「自閉症・情緒障害固定学級」です。

この固定学級は、東京都内で設置れている自治体は、まだかなり少ないです!

ほとんどの地域で設置されてないと思ったほうが良いと思います。

この固定学級での過ごし方は、その子の特性に合わせて変わりますが、

結構学校や先生の方針によっても変わります💦

まだちゃんとしたカリキュラムや指導法があるわけではなく、各小学校に委ねられているのが現状ですね。

一つの例として、私の住む地域の固定学級がどんな感じかは以下の通りです。

  • 少人数制で3~5人の子どもに一人の先生がつく
  • 縦割り
  • 希望すれば、週5日間、全て固定学級で過ごすことも可能
  • 希望すれば、通常学級(在籍学級)で学習することが可能
  • 希望すれば、通常学級・固定学級のどちらで学習することも可能

固定学級とは言え、通常学級(在籍学級、定型発達の子どもたちの学級ですね)に行くことができます。

例えば、音楽と図工だけ通常学級で、算数や国語は固定学級で…という学習の仕方もできます。

特別支援学級に向いているタイプ

★通常学級が難しい
★対人恐怖が高い
★感覚過敏がひどい
★不安感が高い
★行事を休みがち
不登校・登校しぶり気味
★学習面のフォローが必要
★少人数のほうが落ち着く

特別支援教室に限られた時間通う

もう一つは特別支援教室

これは平成28年度から順次始まった、新しいサポートです。

全然関係ないですが、特別支援学級と名前が似すぎてるので、本気で変えてほしいです…。

ステップアップ教室とかで良いと思う…。

特別支援教室は、ほとんどすべての時間、普通の学級に通います。

で、週に数時間だけ、特別支援教室に行きます。

私の住む地域では、週に2回、1時間ずつ個人指導をしてもらえます。

そのため、週に2時間、普通学級から抜けて、特別支援教室に行くんですね。

具体的な指導内容や、特別支援学級との違いは、下記の記事で詳しくご紹介します。

【東京都】特別支援学級と特別支援教室の違いを実際に利用した経験を元に紹介します
・特別支援学級と特別支援教室の違いが分からない! ・子どもが発達障害だけど、ど...

基本的に普通の学級に通って、普通の学級では補いきれない学習面の指導などを、特別支援教室で行います。

補習みたいなもの…と思っていただけたら良いかと。

でもちょっと時間が少ないんですよね。

なるべく普通の学級に行ってほしい!と願ってる親御さんだと、この教室に通わせる場合が多いと思います。

特別支援教室に向いているタイプ

★通常学級で日常的に過ごせる
★対人恐怖が低い
★不安感が低い
★行事に問題なく参加できる
★エネルギーややる気がある
★大人数でも大丈夫
★学習面にそれほど問題は無いが、フォローが必要

数は少ないですが…通級指導学級へ通う

昔は特別支援教室はありませんでした。

「通級指導教室」ってのが一般的だったんです。

通級指導教室というのは、週に1回、発達障害の子どもたちが、小学校の通級拠点校(中心の学校)に集まって、集団で指導してもらうというもの。

いろんな小学校の子たちが、週に1回だけ、一つの小学校に集まるんですね。

だから他校の友達もできます。

でも、その教室に通わせるために、親御さんが拠点校への送り迎えをしないといけません。

指導は1時間目から5時間目まで。

コミュニケーションの授業をしたり、運動をしたり、通常の学級では行わないカリキュラムをこなします。

ただ、この通級指導教室だと、送り迎えをする親御さんの負担が大きい…ということで、現在は特別支援教室へと変わりつつあります。

東京都でも、一部の地域ではまだこの通級指導教室が残っています。

特別支援教室がまだ実施されていない小学校で、残っていたりしますね。

特別支援教室は個別、もしくは少人数の指導で、

通級指導教室は、グループ、集団での指導…という感じです。

特別支援教室に現在は移行中なので、いずれは無くなりそうです。

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まずは自分の住む自治体に、どのサポートがあるのか知ること

で、ご自身のお子さんが発達障害と分かって、サポートが必要だな…と思った場合。

まず先述したサポートのどれが自分の住む自治体に設置されているのか、在籍中の学校か、もしくは役所の教育委員会に確認してください。

すべてあるのが理想ですが、ない場合のほうが多いです。

もちろん、通常の学級に問題なく通えてるなら、サポートは必要ないと思います。

でも例えば、

  1. 授業中に気が散って先生に怒られてばかり
  2. 学校の行事に参加できない
  3. 勉強がついていけない
  4. 不登校気味(うちはこのパターンです)
  5. 教室で暴れてしまう

こんな感じで、本人が困難を感じている場合は、相談してみると良いかもしれません。

発達障害の子たちは、感覚過敏があることが多いです。

そのため、人数の多い通常学級だと、定型発達の子よりもストレスが溜まりやすくなります。

本人たちがなるべく楽に学校に通えるように、環境を整えてあげることも、必要になるんですよね。

そのための特別支援教室や特別支援学級なんです。

どちらに通わせるか、希望によって相談先が変わります。

相談先については、下記の記事を参考にしてください。

【東京都】特別支援学級と特別支援教室の違いを実際に利用した経験を元に紹介します
・特別支援学級と特別支援教室の違いが分からない! ・子どもが発達障害だけど、ど...

子どものタイプによってどのサポートを受けるか決める

子どもさんのタイプによって、どのサポートを受けるのか決めることになると思います。

通常学級に通うのが難しいなら、特別支援学級だし、

通常学級で大丈夫だけど、個別指導が必要なら特別支援教室。

という感じですね。

現在は多くの小学校で特別支援教室はあるので、

まずは特別支援教室に通わせてみる…というパターンが多いみたいですね。

特別支援教室のほうが、通い出すときの申請などが簡単です。

でも特別支援教室だと難しいから、特別支援教室(固定学級)に行きたい…ってなると、少し時間がかかります。

特別支援教室とは違い、「転学」になるからです。

通常学級に在籍してたのが、固定学級に在籍が変わるんですね。

しかも自分の住む地域に固定学級がないと、転校しないといけなくなります。

例をあげます。

例①:特別支援学級(固定学級)に通いたいけど、学区域には無い!でも隣の学区域にはある!

この場合は、教育委員会に転学相談をして、委員会でOKが出たら転校できます。

例②:特別支援学級(固定学級)に通いたいけど、自分の住む市に無い!隣の市にある!

こちらは時間がかかります。

自分の住む市に相談に行き、そして市の教育委員会同士の話し合いがあります。

特別支援学級に転学しても、教育委員会に相談してOKが出れば、通常の学級に戻ることも可能です。

流れをまとめますと

  1. お住まいの地域にどのサポートがあるか確認する
  2. 子どもの特性によって、どのサポートを受けるか決める

このような流れになります。

でもまずは、学校の先生や教育委員会に相談することが第一ですね。

私は以前住んでいた地域は、情緒障害へのサポートがほとんど無い地域でした。

不登校になった息子のことを相談しても、煮え切らない返事だしアドバイスもなし。

そのため、いろんな学校を巡回しているスクールカウンセラーの先生と、教育委員会に直接相談しました。

はっきり言って、学校や地域によって、発達障害児へのサポートの取り組みが全然異なります!

同じ東京都でも全く違うんですよ。

だからうちは、情緒障害へのサポートがある地域へと引っ越しました。

学校や教育委員会に相談すると、どのくらいの熱意で取り組んでくれているのかも分かります。

学校は子どもにとって非常に大切な場でもあるので、後悔の無いように、相談してみてくださいね。

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