
子どもが発達障害だからサポートのある学級に行かせたい
今回はこんな方向けの記事です!
こんにちは。
管理人のしのっちです。

私の子どもも特別支援学級(情緒の固定学級)に通っています!
下の子も通わせる予定なので、東京との小学校での申込み方法などを記事でまとめました!
東京都の各自治体によって、申請内容などが少し変わりますが、概ねこの記事のとおりだと思います。(※ただ、必ずお住まいの自治体に確認してくださいね)
特別支援学級(情緒の固定学級)はどこにでもあるわけではない
特別支援学級、それも発達障害児のような情緒障害の固定学級は、すべての小学校にあるわけではありません。
さらに、「1学級も無い」という自治体も珍しくなく、どうしても情緒の特別支援学級に通わせたい場合は、学級が設置されている自治体に引っ越さないといけません。
発達障害が一般的になってから、まだ日が浅いので、知的や身体の障害とは違い、特別支援学級の設置が多くないことが現状です。

うちは発達障害とわかったときには不登校になってたので、特別支援学級のある小学校に転校しました。
ですから、もしお住まいの市区町村に特別支援学級がある小学校・中学校がなければ、ある地域に引っ越ししなければいけません。
もしお住まいの市区町村にある場合は、教育委員会に転学の申込みをします。
電話でも、実際に教育委員会に行くでも、どちらでもOK。
私はまずは電話をしました。
特別支援学級への転学の申込み
まず行うのは、市区町村にある教育委員会に、転学の相談をすることです。
教育相談室、就学相談室というものが、たいていの地域に設けられています。
ここで転学の相談をしますが、情緒の特別支援学級(固定学級)に転学するためには、書類を揃えないといけません。
場合によっては、子どもの面談や行動の観察もあります。
そして、保護者は実際に特別支援学級の見学と体験を申し込みます。
書類を揃えて提出すると、教育委員会で審議が行われます。
この審議会で承認が出れば、晴れて転学の許可がおりるわけですね。
そして保護者も同意をすれば、転学の手続きに移っていくという流れです。
そのため、保護者が行うことをまとめますと
- 教育委員会に相談
- 必要書類の提出
- 特別支援学級の見学と体験
- 場合によっては子どもの面談と行動観察
↑上記の順番は前後することがあります。
実際に特別支援学級を見学・体験する時、複数の小学校・中学校を見ることができます。
ただ基本的に見学と体験の日が別々のこともあるので、たくさんの小学校を希望すればするほど、保護者の負担も大きくなります。
自治体によって必要書類は異なりますが、私が住む地域の書類を一例でご紹介しますね。
特別支援学級転学に必要な書類
- ウィスクなどの検査結果
- 小児精神科などかかりつけ医の医療観察記録(もしくは診断書)
- 保護者が書く各種書類
転学に必要になるのは、主に上記のようなものですね。
ウィスクなどの検査は、発達障害の診断の一つの材料になります。
また、その検査結果によって、小児精神科の医師が発達障害の診断を下すので、その医師の診断書なども必要となります。
診断書は各自治体で書式がある場合もあるので、書式に沿ったものを医師に書いて貰う必要があります。
また、保護者が書く転学申込みの書類がいくつかあります。
それほど負担になるものではないですが、医師の観察記録やウィスクの検査結果は、書類として揃うまで2週間~1ヶ月ほどかかってしまいます。
教育委員会の審議会自体は、1ヶ月に1回ほど定期的に開かれますが、書類が揃っていないと審議してもらえないこともあります。
早めに転学したい場合は、必要な書類をまずは教育委員会で確認して、早めにかかりつけ医にお願いしてみてください。
ウィスクや医師の診断書は、何年も前に取得したものだと、新しく取直しになる可能性もあるので、ご注意ください。
情緒の特別支援学級への転学は割とスムーズにできます
情緒の特別支援学級への転学は、私は過去に2回経験しています。
A区→B市→C市
と引っ越しまして、B市とC市で特別支援学級に転学しました。
私の場合は越境(地域が変わる)があるので、そのやり取りが結構大変でした。
でももしこれが、越境せずにお住いの地域での転学になると、教育委員会のやり取りのみなので、それほどわかりにくいことはないです。
審議会までに提出する書類があることと、子どもを連れての見学・体験がちょっと面倒であること。
この2つのポイントを抜かせば、割とスムーズに特別支援学級への転学の許可がおります。
ただし!希望の特別支援学級が定員いっぱいの場合は、転学が難しい場合もあります。
その場合は、教育委員会によく相談してみてください。
基本的には保護者と本人の希望が通るはずなので、諦めずに子どもに会う学校を探してあげてくださいね。

