ヘルプマークのイメージって悪い?助けてくれる人もたくさんいますよ | いまニホ

ヘルプマークのイメージって悪い?助けてくれる人もたくさんいますよ

ヘルプマーク生活

こんにちは!管理人のしのっちです。

ヘルプマークについて記事を書こうと思って、検索をしていた所、

ヘルプマークムカつく!

そんな検索キーワードが出てきて、少し悲しい気持ちになりました。

マタニティマークも、論争になっていますよね。

確かに悪用したり、マークを持って暴虐武人になる人もいますが、そんな方は例外。

他のヘルプマークを使う方とは切り離して考えていただきたいです。

ウィキペディアからの引用だと、ヘルプマークは以下のとおりです。

ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している患者、内部障害や難病の患者、精神障害、知的障害[1]または妊娠初期の人等、援助や配慮を必要としていることが外見では分からない人々が、周りに配慮を必要なことを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成された、東京都によるピクトグラムである[2]。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ピクトグラムは「絵文字」ってことです。

目てみて直感的に「援助が必要」ってことが分かることが目的で作られました。

ということで、今回の記事では

  • ヘルプマークってイメージが悪い?
  • ヘルプマークを持っている人がムカついたという話
  • 助けてくれる人もたくさんいる

という話を中心に、書いていきます!

※今回の記事では、
「ブラック企業に勤めていて、毎日疲労困憊。ヘルプマークを持っている人を助ける余裕が無い。」
「ヘルプマークを持っている人の中にも、横柄で助けてもらって当然って人がいる。」
そういったお話は、今回は省いて書いていきます。
大切なのはそこにフォーカスすることではなく、ヘルプマークから温かい人の優しさの連鎖を起こすことだと思いますので、ご了承ください。
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私の妹もヘルプマークを付けています

私の妹は指定難病を患っているので、外出の時にはヘルプマークを付けています。

外出中に気分が悪くなることもありますし、つけずに電車の優先席に座っていると、白い目で見られることがあるからです。

指定難病は、2019年時点で333症例認定されています。

難病を含めると、もっと数が多くなります。

症状は様々ですが、皆さん完治しない病を抱えて、毎日を過ごしています。

そんな方にとっては、ただ電車に乗るとか、駅の階段を登るとか、そんな当たり前のことが、とても大変な場合もあるんですね。

でも外見を見るとその人が困難を抱えてることがわかりませんから、優先席に座ったり、エレベーターに乗ると、白い目で見られることがあります。

だから病気がある人にとってヘルプマークは、後ろめたく思うこと無く援助を受けるためにも、必要なものなんですね。

ただ、このヘルプマークですが、実際につけている人をあまり見かけたことがありません。

まだ全国で使われるようになって、日がたっていないこともあると思いますが、イメージがよくないとか、アピールみたいで恥ずかしいとか、いろいろあるんだと思います。

ヘルプマークはイメージがよくない?

ヘルプマークは精神障害や発達障害の方も持つことができます。

どちらも見た目ではわからない障害ですよね。

私の子供も二人とも発達障害なので分かりますが、もし迷子になったら不安感が強くなってアタフタしてしまいます。

そんな時、ヘルプマークを見た方が、私の携帯に連絡をくれたら、確かにとても助かるんですね。

そういった意味でも、子供たちにヘルプマークに持っててもらおうかと思いました。

ただ、「障害」というものに対して、良いイメージを持っていない方もいます。

「ヘルプマークを持っているということは、障碍者だ!」と思われちゃうこともあるみたいで。

実際にヘルプマークを持っていたら、人にすごく見られた…という方もいました。

そんなイメージがあるせいか、

持つのは恥ずかしい。

と躊躇されちゃう方もいると思うんです。

実際にかばんには入れているけど、使ってない方も。

後は「自分は大変だから、助けてね。」という自己アピールっぽくて嫌だ…って思う方もいるみたい。

真面目で良心的な方ほど、そう思っちゃうのかもしれないですよね。

でも、目で見えない病気や障害があって、人の助けを借りるってそんな変なことだとは思いません。

誰でも手を借りたり、人に迷惑をかける可能性があるからです。

むしろヘルプマークを見て、

うわ…障害者だ…。

病気の自己アピール?

そんな風に思う方は少数派だから、気にしなくていいと思います。

むしろ助けてくれる人もたくさんいるので、そちらにフォーカスしてほしいです。

だから身体的・精神的につらいなら付けてみてください。

そしてこのマークをきっかけに、「障害者」とか「病気もち」そんな見方ではなく、優しい見方をできる人が増えてくれたらいいなって思います。

これから大人になる子たちにも、

「お年寄りやヘルプマークを見かけたら、席を譲るんだよ。」

そんな風に当たり前として教えてあげたいです。

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ヘルプマークを持ってる人がむかついたという話

マタニティマーク論争と同じですが、「ヘルプマークを印籠のようにかざしていてムカついた!」という意見も少なからずありました。

簡単に説明しますと、

周りに高齢者もいなかったので、優先席に座ってたら、ヘルプマークを持っていた女性が乗ってきて、「膠原病で体が辛いから席を代わってもらえませんか。」と言ってきた。

でもその女性は、ディズニーランドからの帰りっぽくて、手にお土産をたくさん持っていた。

遊び帰りの人に席を譲るって、なんか納得いかなかった。

こんな内容でした。

ディズニーランドからの帰り…遊んで疲れて「譲ってくれ」って言われたようで、ムカついちゃったんでしょうね…。

うん、わからないでもない意見です。

でもね、

「たとえ病気持ちでも、病院帰りなら席を快く譲るけど、ディズニーランドの帰りなら譲るのは納得できない。」

てなんだか悲しい考え方だなって思います。

誰でも遊びに行くことありますよね。

その帰りに、気持ち悪くなっちゃうことだってあるかもしれません。

病気がある人も遊びに行くこと、あるんです。

もちろん「席を譲るのが当然でしょ。」って言うのはちょっと違います。

そんな人だと、私も「嫌だな」って思うかも。

でも、私が読む限り、ディズニーランド帰りの方は、そんな悪い印象ではなかったです。

「私にはこういった事情があるので、譲ってもらえませんか。」

という感じでした。

私も妹も難病持ちなので分かりますが、具合が悪くなると本当に立っていられなくなります。

また歩くだけで息切れして、人ごみにいるだけで気持ちが悪くなることも。

「そんな病気が辛いなら、遊びに行かなければいい。」

「そんなに電車に座りたいなら、すいてる時間を選べばいい。」

そんな意見もあると思いますが、

「あんたたちは普通とは違うんだから、自分で考えて動きなさいよ。」

って言ってるようで、あまりにも素っ気なさすぎると思うのです。

病気や障害がある人は、ただでさえ行動が制限されます。

それに加えて、「周りに配慮して、なるべく迷惑かけないように動きなさい。」といった意見をぶつけるのは、なんか違うって思うですね。

だってですね、自分だっていつ難病や障害になるか、分からないからです。

いつ人の手を借りるか分からないからです。

日本は自己責任論が強く、一人一人が「他人に迷惑をかけないよう」心掛けていると思います。

それ自体は悪いことではありません。

でも必要以上に、「人の手を借りる人に対しても冷たくなる」という傾向があると思います。

人を助ける余裕がちょっと足りない。

「遊び帰りの人に席を譲るのは気分が悪い。」

そんな風に思うより、

「この人は、私には分からないような辛さを抱えているのかな。少し手助けできてよかった。」

と、困ってる人を助けられる自分に誇りを持ってほしいです。

ヘルプマークを見て助けてくれる人もたくさんいる

妹が実際にヘルプマークを持っていると、電車で席を譲ってくださる方が、やっぱりいるそうです。

で、ちょっと意外だったのですが、席を譲ってくださるのは

10~20代の若い女性ばかり

という話。

若い女性の方すみません、ちょっと意外でした(;^_^A

でも本当にありがとうございますです。

すごくいい方も多くて、遠い席からわざわざ妹のところまできて、席を譲ってくれた女性もいたそうです。

そんな優しさがうれしくて、妹はいつもカバンに小さなメッセージカードを入れています。

席を譲ってくださった方に、「ありがとうございます」とちょっとしたメッセージを書いて渡すためです。

席を譲ってくださる若い女性も、メッセージカードを渡す妹も、すごく素敵だなって思いました。

優しさの循環が起こってますよね。

こんな和が広がるといいなって思います。

理想は妊婦さん、高齢者、ヘルプマークの人を見たら…

これは私の理想論になってしまうのですが、

妊婦さんや高齢者、小さい子を連れたお母さん、ヘルプマークの人、松葉杖をついたりケガをしている人…

そんな人を見かけたら、誰もが反射的に手を貸したり席を譲ったりできる社会になってほしいです。

こういった方たちは、明らかに普通の方よりも、体への負担が大きいです。

遊んできたとか、働いてないとか、そういったことは一切関係なくね。

そして誰もが、この方達と同じような状況になる可能性があるってことです。

自分がそうなった時、

自分の姿を見てサッと見て見ぬ振りされるのと、

サッと手を貸してもらえるのと、

どちらが温かさを感じますか。

もちろん日本人は、恥ずかしいという感情が強いので、人に手を貸したくても貸せない…という方もいます。

そんな方が手を貸しやすくするためにも、マタニティマークとかヘルプマークって、すごく大切だと思うんですね。

そして手を貸してもらった人は、自分がしてもらって嬉しかったこと、それを何らかの形で他の人にしてあげたら、優しさの連鎖が起こり始めます。

「席を譲ったり、手を貸すほうが、損をしている気がする」そんなふうに感じてしまうかもしれませんが、本当は違うんです。

「自分は人を助けることができる。」

その気持ちが、自分の中で確かな誇りとして残るんです。

それは自分の心の枠をグッと拡げるもの。

人を助けたことで、いつの間にか自分の人生も豊かになっていきます。

コレは間違いありません。

ヘルプマーク対象者の方が、気兼ねなくマークを身に着けられるようになることを祈っています。

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