リオパラリンピックに出場した
選手の中で、注目度が高ったのは
競泳の木村敬一選手でsちあ!
筋肉隆々の素晴らしい肉体をもち、
顔もイケメンさんです!
パラリンピックにはクラス分けがあり、
オリンピックよりも少々複雑ですが、
非常に見ごたえのある大会です。
競泳のクラス分けも含めて、
木村敬一選手のプロフィール・家族
速さの秘密などをご紹介します!
木村敬一のプロフィール
引用:http://www.scoopnest.com/ja/user/Tokyo2020jp/493925691956543488
かっこいいです!
生年月日:1990年9月11日
出身:滋賀県栗東市
出身大学:日本大学文理学部
身長:171㎝
体重:65㎏前後
体脂肪:7%前後
所属:東京ガス
水泳を始めたのは小学校4年生(10歳)
の終わりの頃で、これは
お母さんがすすめたそうです。
といいますのも、県立盲学校商学部は
木村敬一選手の自宅から
車で1時間かかるため、
小学校1年生の時から木村選手は
寄宿舎生活だったらしいんですね。
つまり月曜~金曜までは
木村敬一選手は寄宿舎で過ごすため、
家族とは離れ離れ。
そんな息子と週に1回
スイミングクラブに通わせるために、
寄宿舎から連れ出すことが
お母さんにとっての
楽しみでもあったそうです。
そして、そのお母さんの
息子を想う気持ちが
木村敬一選手が競泳という世界で
活躍するきっかけとなりました。
小学校5年~6年生の時には、
基本的な泳ぎ方ができるようになった…
という状態だったそうです。
水泳の選手としては、少し遅めですね。
小学校を卒業した後は、
筑波大付属盲学校中学部に
入学して、水泳部に入ります。
そして中学校2年生の頃に、
数々のパラリンピックメダリストを育てた
筑波大学附属視覚特別支援学校の
寺西真人コーチから、本格的に
水泳をやらせたいという打診が、
ご両親にあったそうです。
当時寺西コーチは、木村敬一選手に
特別な才能を見出したわけではなく、
ただ人一倍練習をして
負けず嫌いの木村敬一選手に
可能性を感じたから…とおっしゃっていました。
そして、水泳を
本格的に始めると同時に、
体づくりも強化していきます。
もともと細身の体質だそうで、
食べないと痩せてしまうんだとか。
そのため、今でも基礎筋力トレーニングと、
しっかり食事をとることは
欠かさないといいます。
木村敬一選手の筋肉は
素晴らしいですもんね!
食べないと痩せる…女性としては
うらやましいポイントですが
アスリートさんにとっては結構
厳しいですよね。
そして、寺西コーチのもとで、
木村敬一選手の才能は
徐々に開花していきます。
2008年の高校3年生の時に
北京パラリンピックに出場して、
100m自由形5位、バタフライ6位と
好成績を収めます。
2012年9月の
ロンドンパラリンピックでは、
見事2種目でメダルを獲得しました。
100m平泳ぎ(SB11)銀メダル
100mバタフライ(S11)銅メダル
100m自由形 5位
50m自由形 5位
クラスはS11、SB11、SM11(全盲)
そして2014年 仁川アジアパラリンピックでは
4冠(100m自由形、50m自由形、100m平泳ぎ、100mバタフライで1位)
を達成するなど、今最も
金メダルに近い注目の選手です!
2015年7月のIPC世界選手権水泳競技会で
金メダルを獲得して、
ほかの競泳選手より一足先に
リオパラリンピック出場を決めました!
パラリンピックのクラスって??
パラリンピックでは、
障害の程度によって
各クラスに分けて戦います。
ただこれって、オリンピックでも
普通にクラス分けってありますよね。
男女の差だったり、
レスリングでの階級別だったり…。
明らかな体格や力を差をなくし、
公平さを保つために
もうけられている制度と言えます。
それが、パラリンピックの場合は
障害の度合いの差が細かいため、
クラス分けも少し細かい…
という感じです。
競泳におけるクラスですが、
障害の種類と泳ぎ方によって分けられます。
まずは泳ぎ方について。
S=自由形・背泳ぎ・バタフライ
SB=平泳ぎ
SM=メドレー
障害の種類は身体障害、視覚障害
知的障害に分けられます↓
引用:http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3300/226255.html
この数値の小さいほど
障害が重くなっています。
身体障害の一例ですが、
S5(自由形)の選手といえば、
水泳をする上での身体機能の
50~60%失われた状態。
そしてS7(自由形)の選手といえば、
水泳をする上での身体機能が
25~30%失われた状態といいます。
全盲で泳ぐ恐怖
視覚障害では「11」が
一番障害が重度(全盲)に区分されています。
木村敬一選手は全盲ですので、
S11、SB11、SM11というクラスになります。
全盲の方は、夢中で泳いでいるときに
まっすぐ前に進んでいるのか、
壁が近づいていないか?
などの不安がつきまといます。
コースロープにぶつかることはしょっちゅうで、
五体満足であっても、その
「視えない恐怖」は
想像を絶するものでしょう。
そもそも、目が全く見えない状態では、
どんな人でもまっすぐに
泳ぐことは無理なんだそうです。
木村敬一選手のお友達で、大学で
同じサークルに入っていた友人は、
木村敬一選手が着用を義務付けられている
真っ黒に塗られた何も見えない
ブラインドゴーグルを
付けて泳いでみたといいます。
暗闇の中を泳ぐのは、いま思い出しても怖いぐらい衝撃だった
あいつはこんな世界を泳いでいるのか、しかも俺より速いスピードで。
それを知ったら、ただただすごいと思った
引用:http://www.asahi.com/special/challenged/swimming/keikimura/02.html?=fromPrev
「何も視えない」視覚障害の方は、
ライバルだけではなく、常に
「恐怖心」とも戦い続けているのです。
そんな視覚障害の方を手助けする
「タッパー」と呼ばれる人が、
視覚障害者の競泳の時には登場します。
このタッパーは
先にスポンジのようなものがついた棒を持って
プールサイドに待機していて、
選手が壁に近づいてくると、
棒で選手の肩や背中をタッピングして、
「もうすぐ壁ですよ」と
教えてくれる役目を担ってくれています。
このタッピングによって選手は
自分がどの位置にいるか
把握することができるんですね。
木村敬一選手のタッパーは中学生の時に、
競泳を本格的に始めるきっかけとなった
寺西さんで、リオオリンピックでも
タッパーを務めていましたよ。
他にも、障害によって、
スタートの時に介助者が必要な方などの介助人など、
障害の度合いによって
介助者が登場することがあります。
木村敬一の家族は?
父親は稔さん(56歳)、
母親は正美さん(54歳)。
引用:http://www.asahi.com/special/challenged/swimming/keikimura/video1.html
こちらはお父さんの稔さんで、
普通のサラリーマンだそうです。
とてもいいお父さんとお母さん…という感じで、
お母さんは小学校の時に
週末に帰ってくる息子のために、
好きな料理を作ったり、
お父さんは視覚以外の感覚で感じてほしい…
ということでいろんな場所
(野球観戦や栗拾いetc)に
木村敬一選手を連れ出したといいます。
また、妹さんもいるようです。
木村敬一の障害は?
先天性疾患による
両眼網膜剥離により、2歳の時に全盲に。
増殖性硝子体網膜症と
呼ばれる疾患だそうです。
ご両親は、木村敬一選手が
目の焦点が合っていないことや
物にぶつかることに気づいて、
病院に連れて行ったそうです。
お医者さんは治療をしても見えるようにならない…
と告げられたそうですが、
ご両親は見えると信じて
手術を3度受けさせます。
2歳4ヶ月から4か月間にわたって
3度の手術を受けたそうですが、
このご両親の気持ちは痛いほどわかります。
引用:http://www.asahi.com/special/challenged/swimming/keikimura/01.html?=fromL1#panorama
とても可愛いですね!
この時はまだ少し見えていたそうです。
小さい子供に手術を受けさせるというのは
親として身を切るよりもつらかったと
思います…。
木村敬一の早さの秘密は筋肉?
木村敬一選手は、もともと細身の方だそうですが、
大学に入学してから自炊を始めて、
食事もしっかりとっていたそうです。
引用:http://blue.ap.teacup.com/mio-s/1762.html
肩から腕の筋肉がすごいですね!
さきほど、目が見えない状態だと、
まっすぐ泳ぐことは不可能
とご紹介しましたが、
全盲の方は左右にぶれながら、
コースロープにぶつかって戻る…
ということを繰り返して、泳いでいきます。
ぶつかるとタイムロスにつながるのですが、
それと同時にかなりのスピードで
泳いでいますので、
コースロープにあたったときは
相当痛いみたいで。
そのコースロープにぶつかったときのロスが、
筋肉隆々の体を持つ木村敬一選手は
ほかの選手よりも少ないため、
強いといわれています。
筋肉を鍛え上げることで、
ぶつかったときの衝撃と
痛みを和らげているので、
スピードダウンが極力少なくなっているんです。
つまりこれが金メダル候補、
木村敬一選手の強さの秘密なんですね。
日々の筋トレが功を奏したのか、
ロンドン五輪の時には
60㎏だった体重が
現在は65㎏オーバーになったといいます。
激しい練習に耐えられるように、
食事は1日5食とり、
さらに体が大きくなったといいます。
朝起きて練習前にまず1食、
朝練後に1食、昼食、夜練の前に1食、
夜練後に夜食…炭水化物と
たんぱく質を中心にとるといいます。
でもこの5食食べるってことは、
結構つらいそうなんですね。
レスリングの選手も
階級を上げるときに増量しますが、
減量と同じくらいつらいといいます。
確かに激しい練習後に
どんぶり飯は厳しいですよね…。
現在は自炊をする余裕がなくて、
コンビニやスーパーで買った食事らしいのですが、
食事も筋トレと思って頑張っているそうです。
そんな日々の努力の甲斐があって、
木村敬一選手の素晴らしい肉体が
つくられているんですね。
まとめ
木村敬一選手のお友達の
インタビューを見ましたが、
「時々全盲であることを忘れる」
という存在だそうです。
それもそのはず、木村敬一選手は
オリンピック選手の世界記録に
14秒負けていることに悔しがっているんです。
すごい(笑)
障害があることに甘んじてしまうと、
成長できないと考えていて、
パラリンピック金メダルはもちろんですが、
オリンピック選手のタイムにも
追いつきたいと考えているようなんですね。
先ほど速さの秘密は筋肉…と
説明させていただきましたが、
そんな負けず嫌いの性格と向上心も、
今の木村敬一選手の成長に
つながっている気がします。
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読んでくださってありがとうございました。